『ど真ん中ミーティング』とは、全国のヨーロピアンドレスアップ

好きが自分達の交流のためにスポンサーを設けず、自らがやりたい

ことを実現した年に一度のフリーク交流のイベントです。

(第一回目は1999年です)


そもそも第1回目の企画段階では、福島県の私達『NISHIDA Auto

Factory(通称:NAF)』と北九州の西谷くん率いる『Ultima Mode

(ウルティマモーダ)』というドレスアップチームが車のドレスアッ

プ雑誌『オートファッション誌】を通じて知り合い、いつか直接会

いたいねってところから始まりました。


それはまだネット環境も整っていない1999年の話でした。


東北の私たちから見たら修学旅行で行った京都より南には行ったこ

とがないわけですから九州の人と会うなんてことは外国人に会うの

と同じぐらいすごいことだったわけです。


さーではいざ会うとしたら何処で集まるのが一番いいだろうという

ことになりました。


福島県と福岡県の中間地点って何処なんだろうと話し合った結果、

日本列島のへそである岐阜県に『まん真ん中』という土地があるこ

とを知り、それでは私達もその日本列島の“ど真ん中”である岐阜

県に集ろうということがそもそものきっかけだったのです。




ということで1回目の名称は『日本列島★ど真ん中ミーティング』

という変に長い名前のイベントでした。


そしてその“ど真ん中”に集まろうという話が具体化してくると、

どこから噂を聞きつけたのか、雑誌で有名なドレスアップ仲間も一

緒に集まろうという話に膨れあがり、みるみるうちに20〜30人

が集まれることとなりました。


この段階でこれだけ集まれるのなら、もっと他のドレスアップフ

リークにも呼びかけてみようという話になりました。


この“いつか会いたいね"を実現するために『ど真ん中ミィーティ

ング』は誕生しました。









さて、今度はどれだけの車が集まるのか把握できないまま、書店で

旅行雑誌『るるぶ』を買い、岐阜県を中心に会場探しを始めまし

た。


これが思った以上に難航しました。

僕たちにはスポンサーというものはいないし岐阜県なんてところは

行ったこともありませんでした。

ましてや自分たちの交流のためだけにやろうというミーティングな

のですから、メーカーやショップさんが開催するような大々的に宣

伝するようなイペント運営の資金があるわけでもありません。


しかも場所を提供してくれる所があったとしても、実績もないただ

の車好きが集まる「車のイベントってなに?」の集まりに気軽に貸

してくれるとは思えませんでした。


お店の宣伝や利益などといったそういう考えは一切なく、純粋に普

段会えない同じ趣味を持った人達と交流を持ちたい!という気持ち

が通じてくれたのか、岐阜県の瑞浪市が『市民のいこいの広場』を

貸していただけることとなりました。


このころ私はまだインターネットというものを始めたばかりで自分

のHPなどありませんでしたので、既に自分でHPを立ち上げている

ドレスアップチームの方々にお願して、『ど真ん中ミーティング』

の告知をしてもらいました。


あのとき初めてネットの情報網というものはすごいもんなんだなと

実感しました。

このネットの力を借りなければ『ど真ん中』がこのような大きな

イベントに成長することはなかったと思います。

そして無事『第1回ど真ん中ミーティング』が開催されたのでし

た。


全員が参加者であり全員が主催者!をうたい文句に始まった第一回

は小さなハプニングかはありながらも成功をおさめました。


圧巻といいますか圧倒されたといいますか、とにかくこれだけの

有名なドレスアップカーとそして雑誌でしか見たことがなかった

有名な人たちが大勢集まって一日を過ごした!ということはとても

信じられないことで、帰ってからもしばらくは興奮がやみませんで

した。


そんな成功をおさめ、まだ余韻が残る私の元へたくさんの方から 

『楽しかったです』『またやってください』 というメールが届き

ました。

私はただ自分たちが会いたかったからやっただけなのにというのが

正直な気持ちでしたので、このようなメールをもらった時にはほん

と嬉しくて仕方ありませんでした。


そして決心しました。

こんな楽しいイベントなら年に一回やりましょうと。。。







次の年またあの会場が使えないか問い合わせしてみると、6月は消

防団の催しやいろんな行事が入っているし、市民の広場というのは

まず市民の催しが優先的になるので、確実な日程の約束は出来ませ

んということでした。


たしかに市民の広場ですからごもっともな話なんですが、こちらと

しても北海道や九州という土地からわざわざ長旅の計画を立てて

やってきてくれる人達もいるので、突然日程変更といったいい加減

なことはできないと思いました。


そして確実に集まれる場所をまた一から探し始めたのです。

そこで私が買った『るるぶ岐阜』がまたまた登場します。

この雑誌の中で【養老公園】の写真が目に止まりました。

緑に囲まれた公園、しかもあの聞き慣れた名前の居酒屋『養老乃

瀧』がこんなところに実在するぞっと。


それまでは養老乃瀧っていうのは居酒屋だけの名前で、そんな場所

が実際にあるということは知りませんでした。

そこで当時施設課にいた木村さんという方と知り合いました。定年

をひかえたとても気さくなおじさんという感じでした。

『ど真ん中ミーティング』の趣旨を説明すると『そのような交流の

場として利用するなら、是非養老公園を利用してください』 と

なんともうれしい言葉が返ってきました。


そしてこの地で第2回から第8回まで養老公園で行われてきまし

た。

第2回開催は第4駐車場でしたが、第3回からこの養老公園のメイ

ン駐車場でもある第一駐車場を利用させていただくことが出来まし

た。

年に一度みなさんと交流をもてるこのイベントがこのような自然に

囲まれた最高の景色の中でできるというのはほんとうに嬉しいかぎ

りでした。







木村さんが定年になりお辞めになってから徐々に養老公園の管理状

況もかわり、数年後には県の職員さんが担当となりました。

2007年の時点で9回目を向かえたわけですが、この年『ど真ん中』

のようなフリーク主催の車のイベントには貸せないということが決

まりました。

養老公園の管理がすべて県の管理になってしまったのです。今まで

の実績とかそういうものは関係ないといわれ、かなりいろんな部署

をたらい回しになったのですが、結局は貸すことは出来ないという

結論でした。


話がちょっと外れますがイベントも9回目ともなると実績といいま

すか、かなり楽になってくる部分もあります。

トロフィーの手配に、記念品の製作依頼にお弁当の手配などなど。

前泊する宿の手配もそうです。

その時期がくると向こうから『今年はどうですか?』と連絡がもら

えるようになりました。


ど真ん中の事前打ち合わせというのは前夜祭のちょっとした数分間

で終わります。

準備というのはいろいろとしなくてはなりませんが、当日の仕分け

といいますか、役割分担は夕食の乾杯前の数分間でまとまります。

これもすべてど真ん中クラブ前夜組の結束力のおかげです。


でもなによりこれだけスムーズに行くのはまず開催できる会場が

あったからなのです。

それがまた9年目の年に振り出しに戻るということになってしまい

ました。


岐阜県にこだわらず、三重県・滋賀県・奈良県・愛知県と東北・関

東・関西・九州の人たちが集まりやすい場所をいろんなツテを使っ

て徹底的に探しました。

候補地は3箇所ほど出ていたのですが、どうしても養老公園のあの

のんびりとした環境と比べてしまうといろいろ不満があったんです。

それにともない駐車場の賃貸料、近くに泊まるホテルが無い、高速

のインターから遠すぎる等々・・・

そしてやっと場所を見つけてくれたのが岐阜のD-UPチームA M C5

−1の山内さんでした。

そしてなんとか第9回目は岐阜県可児市の市役所が管理する『ふれ

あいパーク緑の丘駐車場』で開催することができました。







 私が第1回開催時から一番強く思ってきたことは『主催者側、参

加者側というくぎりを持たない』ということです。

まだこの『ど真ん中』が誕生する前は、ドレスアップチーム主催の

ミーティングというものがほとんどでしたので、図式的に

『主催者側』→(みんなに来てもらって楽しんでもらおう)、

『参加者側』→(主催してくれるから自分も行ってみよう) 

という意識が強かったように思います。


そうなると必然的に『主催者側』はお客さんに楽しんでいってもら

おう、イベントを成功させようという気持ちが優先的になってしま

い肝心の自分たちが楽しむという余裕が無くなってしまうと思った

のです。

メーカーさんやショップさんのように宣伝や利益を含んだイベント

であればその考えは大事かもしれませんが、私達は純粋に普段会え

ない同じドレスアップという趣味を持った人達と交流を持ちたいだ

けなのです。


『ど真ん中ミーティング』は楽しみを提供するイベントではなく、

各自が交流を深め楽しみを見つけるイベント、友達を見つけるイベ

ント、これからもずっとずっとそういうイベントでありたいなと

思っています。


そして他のイベントには無い、『ど真ん中★ミーティング』のオリ

ジナルのものと言えば『ど真ん中』に参加してくれた人たちだけの

ためのキャンギャル『ど真ん中ギャル』の存在です。

これはぼくたち?いやっぼく個人?・・のわがままなのですが、

“キャンギャルと自分の車を一緒に写真を撮ってみたい”というか

ねてからの願望を叶えるために誕生しました。


モーターショーやオートサロンでは声を掛けにくかった遠い存在の

彼女達が身近にいてくれて、自分の車の前で気軽に微笑んでくれる

なんてそうそう体験できるものではないと思います。


今年で22回目になりますが、スポンサーもいなければデモカーが来

るわけでもない、当初はまともな受付のテントもなく本部ステージ

は折りたたみのテーブルがあるだけでした。

しかもやっと屋根付きのテントを買ったのは開催6回目の2004年の

朝でした。





この年初めて前日から雨が降り続けました。

毎年晴れ男が多くて『ど真ん中焼け』という言葉が定着するぐらい

晴天が続いていたのですが、さすがに38年ぶりのこの時期の台風

ということで晴れ男がたくさんいてもかないませんでした。


この時初めてイベントにはテントが必要なんだと分かりました。

そんな朝みんなから協賛金を集めて、集まった2万円握りしめて

10時に近くのホームセンターに走ったことを今でも思い出します。


こんな素人イベント集団が集まってここまで続いたミーティングで

すが、会場には凄いハイレベルなドレスアップカーばかりが集ま

り、時には船で北海道から、南は毎年九州からと全国からフリーク

が集まってくれて、ネーミング通りの“ど真ん中”となりました。


今の時代はかなり車にお金をつぎ込んだショーカーのようなイベン

トが多いですが、僕たちが求めているイベントというのは、こんな

人と人とが触れ合える交流の場なんだなと思っています。



時代とともにこの車いじりという趣味を辞めてしまう人もいれば、

新たにこの趣味にハマってくれていく方もいます。

いくつになっても私のようにマイペースではあるけれど、車いじり

を辞められずにいる人たちでこんな手作りのミーティングをいつま

でも続けられたらいいなと思います。




今は一昔前に比べれば熱もいくらか冷めてきたのかもしれません。

でももう車だけのつながりじゃないんですよね。同じ趣味にあけく

れた仲間たちと年に一度会って少年のように笑い合いたい。

バカ騒ぎをしたい。

その一日を全力で少年になって楽しみたい!

だからど真ん中ミーティングのテーマソングは全力少年です。(笑)



今は岐阜県の多治見市にあるセラミックパーク美濃の屋上広場で開

催しています。

これからもここで開催し続けたい。

自分が自走でこの地まで走れるまでは♪



誕生秘話から現在までの苦労話に変わってしまいましたが・・(笑) 

こんな『ど真ん中ミーティング』に興味がありましたら是非一度

参加してみてはいかがでしょうか♪








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